第29回 お母さん、自分を褒めていますか?

 新しい学年が始まって、最初の一学期中間テストが終わりました。お子様の結果はいかがだったでしょうか。

 試験やテストには必ず「良い」、「悪い」があります。一生懸命頑張った結果、素晴らしい点数を取ってくる人もいれば、頑張ったのに期待していた点数が取れなかった人もいます。

 そこでお母さん・お父さんにお願いがあります。テストの点数が悪くても絶対に「怒らない」、「叱らない」でください。

 勝負の世界は非常に残酷です。一生懸命頑張ったからといって100%勝てる、良い結果が出るとは限りません。たとえ1回負けたとしても、その努力は無駄にはなりません。次の勝負に生きてきます。だから、努力したことを褒めてあげなければなりません。

 努力したのに結果が出なかったことに対して、一番ショックを受けているのは本人です。そこに追い打ちをかけるように他者が「怒ったり」、「叱ったり」してはいけません。努力することをやめてしまいます。だから、お母さん・お父さん、テストで失敗した時こそ褒めてあげてください。

 褒めた後は、次回どうすれば良い点が取れるのかを考えなければなりません。良い点が取れなかった原因は、良い点が取れない行動(学習の仕方)をしていたからです。ここでも注意が必要です。本人自身を責めてはいけません。本人の行動(学習の仕方)が間違っていたことを認識させる必要があります。

 でも「褒める」って難しいんです!普段から褒める癖がないと、褒めることはできないんです(^^;)褒める癖をつけるには、まず自分を褒めてあげてください。お母さん、あなたの仕事(家事も含め)は世界で一番大変で忙しい仕事なんですよ!普段、周りの人は「当たり前」だと思っていて、なかなか褒めてくれませんよね。だから、自分を褒めて、ときどきご褒美をあげてくださいね(*^-^*)♪