第65回 マーク入試って簡単?難しい?②

 さて、今回も前回の続きで、公立一般入試の「マーク入試」について考えてみたいと思います。本日のテーマは、受験生の前に立ちはだかるマークシートの『壁』についてです。

 マーク―シートと聞くと、一見取り組みやすく、易しいイメージを持たれていませんか?

 しかし、令和5年の愛知県公立入試問題を分析すると、そこには筆記試験に慣れている受験生にとって、以下のような様々な『壁』があることがわかりました。

  • マークになると、問題量が大幅に増える
  • マークになると、英語や国語の長文の単語数や字数が多くなる
  • マークになると、選択問題が増え、読まなければならない問題文の文章量が大幅に増える
  • マークになると、選択肢がこれまで以上に増えることで、選択肢そのものを読み解く力テクニックが求められる。
  • マークになると、“引っかけ問題”が多くなり、読み間違えや見落としが多くなる。
  • マークになると、自分が“あてなきゃいけない問題”かそうでないかの見分けがつきにくくなる
  • マークになると、数学や理科・社会の計算で、自分の解いた答えが選択肢にないと解き直しが必要になり、時間配分を間違える
  • マークになると、筆記試験以上に解くスピードと正確さが求められる

 いかがでしょうか?令和5年の入試では、これらのマークの『壁』により、内申点も実力もある受験生が不合格になってしまうケースが少なからず起きているのです。

 だからこそ、公立第1志望校絶対合格のためには、これから入試当日までマーク―問題を解く量を増やして実力をつけるとともに、これらの『壁』を乗り越える対策が求められるのです。

 では、その対策のために何をすればよいのでしょうか?次回は、進学塾リベロでの対策についてお話します。