第11回 親子で「受験を楽しく過ごす方法」その①

公立高校入試まであと3ヵ月足らずとなりました。受験生のお子様を持つ保護者様には、お子様の言動に神経をとがらせて、ストレスをためておられたり、ネガティブ感情に陥ったりしている方も多いのではないでしょうか。

さて、【親子で「受験勉強を楽しく過ごす方法」】について、次の3つの内容を3回に分けて掲載します。

①目標達成の落とし穴

②ネガティブになるのは脳内ホルモンの影響

③言葉と仲間が運命を決める

今回は、①「目標達成の落とし穴」についお話します。まず、目標を達成をめざす時に、勘違いしてしまうのが、勉強し始めてすぐに自分の理想通りになると思ってしまうことです。しかし、理想と現実には下の図のように、結果が出始めるまでにはなかなか上がらない期間が存在します。その我慢の期間に努力ができれば、「ティッピングポイント」という、成果が表に出始めるポイント(図の赤の点)に到達し、そこから急激に伸び始めます

多くの人は、この「ティッピングポイント」に差しかかるまでに、理想と現実のギャップに耐えきれず、「ストレス」が溜まり、努力を止めてしまいます(^^;) 大人も子供も、いつも見ていて思うのが、「もう一歩の努力で結果が出る所に来るのに、今やめちゃうの~!」って人がすごく多いのです。この挫折しそうになるストレス(ネガティブな感情)を緩和する方法は、次回のお話になります(*^_^*)