第5回 「悪い点数を取る」のは「悪い」のか!?
試験やテストには必ず「良い」、「悪い」があります。一生懸命頑張った結果、素晴らしい点数を取ってくる人もいれば、頑張ったのに期待していた点数が取れなかった人もいます。そこで、お母さん・お父さんにお願いがあります。テストの点数が悪くても絶対に「怒らない」、「叱らない」でください。叱るのであれば、どうか塾をお叱りください。<m(__)m>
勝負の世界は非常に残酷です。一生懸命頑張ったからといって100%勝てる、良い結果が出るとは限りません。たとえ1回負けたとしても、その努力は無駄になりません。次の勝負に生きてきます。だから、努力したことを褒めてあげなければなりません。努力したのに結果が出なかったことに対して、一番ショックを受けているのは本人です。そこに追い打ちをかけるように他者が「怒ったり」、「叱ったり」してはいけません。努力することをやめてしまいます。だから、お母さん・お父さん、テストで失敗した時こそ褒めてあげてください。
褒めた後は、次回どうすれば良い点が取れるのかを考えなければなりません。良い点が取れなかった原因は、良い点が取れない行動(学習の仕方)をしていたからです。ここでも注意が必要です。本人を責めてはいけません。本人の行動(学習の仕方)が間違っていたことを認識させる必要があります。悪い点数を取ること自体は、「悪いやり方」を知ることができたので良いことです。その気づきを活かして間違った行動(学習の仕方)を正しい行動に変えてあげれば成績は上がります。
私もそうですが、多くのことに挑戦する数が増えれば増えるほど、「失敗の数」も増えます(^^;)。しかし、挑戦しない人は失敗もしなければ、成長もしません!人の成長は、①「失敗した時の気づき」と、➁「失敗後の行動」で決まります!お子様の次の成績アップは、お母さん・お父さんのテスト後の対応にかかっていると言っても過言ではありません。