第3回 宿題の重要性

今回は、宿題の重要性についてお話します。私たちはいつもしつこいくらい宿題をきちんとやってくるようにと生徒たちに言い続けています。でも、宿題をなぜやらなければならないのでしょうか?やってこないと残されるから? 次の日に必ず来なければなくなるから? お母さんに叱られるから? いずれも違います。

 宿題をやる理由はただ一つです。授業でやった内容を忘れないようにし、次の授業までにきちんと理解・定着させるためです。人間は48時間で、学習した内容の約78%を忘れてしまいます。宿題をやらなければ授業を受けた意味がほとんどなくなるのです。塾の授業料をドブに捨てていることになるのです。せっかく勉強した人生の貴重な時間を無駄にしているのです。

 生徒たちの大半は毎回宿題をきちんとやってきていますが、中には答えを写したり、分からないのにわかったつもりになっていたり、丸付けをしてなかったり、といった人もいます。そういった人たちも塾の授業を無駄にしています。学習というものは、できるところはどうでもいいのです。できないところが超重要なのです。できないところをできるようにするから成績が上がるのに、そこを放ったらかしにしていては絶対に成績は上がりません。

 リベロのデータでは、宿題の達成度が高い人ほど定期テストで高得点を取っています。そんなの当然ですよね。だって毎回の授業と宿題を完璧に理解できているのですから、テスト前に分からないところなんてほとんどありません★

 


本日のまとめ

 ①宿題をきちんとやらないと、塾に来ている意味がない。

 ②できないところを、できるようにしないと成績は上がらない。