第72回 解き直しの重要性
進学塾リベロでは、毎回授業で解き直しをさせています。今日はその解き直しの大切さについてお話しします。
皆さんは、「解き直さなくたって、大丈夫。ちゃんと分かったし!」なんて思っていませんか?そこが危険なのです!!教えられてすぐは、できるに決まっています。それもスラスラと。だって、勉強を教えるプロが教えているのですから、分かるに決まっています。ところが・・・、それはわかっていません。「わかったつもり症候群」にかかっているのです。
皆さんは、先生に教えられた通りに作業した結果、答えが当たっただけなのに、自分で正解を導き出したかのような錯覚に陥っています。実際はできるようになっていないのに!!
人間の脳は、非常に騙されやすい性質です。できていないのに、できているように錯覚することはしょっちゅうあります。脳の錯覚である「わかったつもり症候群」に感染していることに気づかないでテストを受けるから失敗するのです。普段の授業では良く理解できるのに、テストでは思ったように点数が取れない人は、「わかったつもり症候群」に感染しているのです。その症状を改善する方法はただ1つ、きちんと解き直しをして、最後に自分の力だけで解けたことを確認することです。
本日のまとめ
●教えられてできていても、実際は「わかったつもり症候群」に感染している。
●この症状を改善するには、解き直しをきちんとして、自分の力で正解する。